ここは、奄美大島北部の太平洋側に面した戸口あたり。
入島すると必ず行く場所です。
別に何もないのですが、ここからの眺めがとても気持ちが良いのです。
遥か彼方の水平線を見ても島もなければ、船もいない。
ここから見えるのは海と空と雲と太陽。
たまに考えるのです。
この景色はずっとずっと変わってない唯一無二のものではないのだろうかと。
富士山でさえ江戸時代の噴火によって宝永山ができ、その姿は変化しています。
川も水量によって流れを変え、その姿を変化させています。
地球の長い歴史から見ると大地はくっついたり、離れたりもしています。
ところが海はどうでしょうか？
海と空と雲と太陽の風景は基本的には太古から変わっていないものだろうと思います。
ここに来るとそんなことをよく考えています。
寒さ厳しい毎日でが、この映像を見てホッとしてくれると嬉しいです。
ところで、奄美大島は南北に長く外周約460キロと、沖縄、佐渡島に次いで日本で３番目に大きな島です。
ちょっと北にある屋久島は外周約１００キロ、九州で一番高い山、宮之浦岳（１９３６ｍ）もあり、今の時期は雪も積もってます。屋久島は高低差で自生する植物が異なりますが、奄美大島は南北で異なります。
やっぱり、自然ってすごいですね。全てが必然なんです。
人はそこに間借りしているだけなんだと、いつも思ってしまいます。
日本の絶景、美しき日本がここにもあります。
Welcome to Amazing Japan!
Photographer：坂本憲司（Sakamoto Kenji）
Music：岡野弘幹（Okano Hiroki）成川正憲（Narikawa Masanori）
2020年9月12日 AM10:40~AM11:42 31℃
鹿児島県