岐阜 乗鞍岳

GIFU Norikura

晴れ/シャトルバスでいける天空の乗鞍岳

備忘録

ここは、岐阜県に位置する日本百名山のひとつ乗鞍岳。北アルプス(飛騨山脈)の南端に位置し、剣ヶ峰(3026m)を最高峰に、23の峰と7つの湖、8つの平原からなる日本の百名山です。ここへのアクセスは、なんと標高2700メートルまでバスで行けるのです。「バスで走れる標高としては日本一」だそうです。昔は自家用車でも行けたのですが、自然環境の保護という観点から自家用車の乗り入れが禁止となり、今ではシャトルバスのみとなりました。
今回もこのバスターミナルから剣ヶ峰(約1時間30分程度)に行こうかと思ったのですが、実は前日から右目の調子が悪く、歩くのも儘ならない状況だったので魔王岳周辺をウロウロとしてました。
目の調子が悪い・・・。初めての経験で、安易に考えていました。右目の目頭から中心に向かって段々と黒いベールで覆われるような感じで、平湯のバスターミナルからバスに乗り標高が上がっていくのと比例して黒い部分の面積も増えてきた感じで、これは目に何か異変が起きていると感じました。そして、撮影も早々に終わらせ、すぐにバスで平湯バスターミナルまで戻り、その足で京都まで運転して眼科医に行ったら「網膜剥離」と診断され緊急手術となりました。そこから約2週間のうつ伏せ生活が始まりました。今は歪みや大きなの違いなど多少後遺症は残っていますが、視力も回復したので、あとは時間をかけて慣れることかと思ってます。
網膜剥離は時間との勝負と言われているみたいで、失明していたかもと考えると、フォトグラファーという職業柄メチャ落ち込みました。引退という二文字も何度も療養中の頭の中に浮かびました。でも、今でも写真は撮れる、PCも操作できる、車の運転もできる。ありがたいことです。全てに感謝しかない今日この頃です。
また、是非、ご来光に合わせた時刻でシャトルバスが運行されているみたいなので乗鞍岳からのご来光にチャレンジしてみたいです。
余談ですが自家用車は乗り入れ禁止ですが、自転車はOKなのでロードバイクで多くの方が上がってきていました。その、脚力と精神力に脱帽です。

ここに美しき日本があります。
Welcome to Amazing Japan!

Photographer:坂本憲司(Sakamoto Kenji)
Music:岡野弘幹(Okano Hiroki)

撮影日時

2022年5月18日 PM12:10~PM13:04 17℃

岐阜県

撮影カテゴリー

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