ここは長野県茅野の奥蓼科に位置する御射鹿池。東山魁夷の描いた「緑響く」で有名な場所です。実際の絵画では実在しない白馬が描かれています。描くことは「祈り」であり、どれだけ心を籠めて描いたか、ただただ心の平安を願って白馬を描いたそうです。きっと晩年になり描くことへの自分なりの意味を探し求めていたんでしょうね。ボクの好きな中村一村さんは、現在の東京藝術大学の花の６年組と呼ばれ東山魁夷、橋本明治、加藤栄三らと同期でした。中村一村さんも東山魁夷さんも何のために書くのか、自分なりの覚悟というか意味を追い求めていたような気がします。中村一村さんが何故に奄美大島に移住し染工として働き、お金が貯まれば絵を描くという生活をしていたのか。全ては自分を表現するため、誰のために書くのではなく自分のために描く。東山魁夷さんも中村一村さんも、そこを突き詰めていたんだと思います。
今のボクにもズ〜ンと重く突き刺さる想いであり言葉です。
君はなぜ撮るのか！？
ここに美しき日本があります。
Welcome to Amazing Japan!
Photographer：坂本憲司（Sakamoto Kenji）
Music：岡野弘幹（Okano Hiroki）
2023年6月19日 AM5:35~AM6:45 14℃
長野県