京都 京丹後 間人

KYOTO Kyotango

晴れ/雲が旅する日本海と夕景

備忘録

ここは、京都の北部、丹後半島の北西岸に位置する間人(たいざ)。間人と言えば蟹です。間人港で水揚げされたズワイガニの一部を間人ガニというブランド蟹で出荷しています。それにしても読めませんね、この「たいざ」っていう地名は。なぜ間人と書いて「たいざ」なのか?と調べてみたらありました。
「その理由には、聖徳太子の母・間人皇后(はしうどこうごう)と深いつながりがあります。 間人皇后(穴穂部間人皇女・あなほべのはしうどのひめみこ)は、6世紀末、大和政権の蘇我氏と物部氏との争乱を避け、今の丹後町間人(たいざ)に身を寄せたと伝えられています。村人たちの手厚いもてなしへのお礼にと、この地を去る際、皇后は自らの名「間人」(はしうど)をこの地に贈りました。しかし村人たちは畏れ多いことから、皇后が退座したことにちなみ読み方を「たいざ」としたとされています。」
とのことです。やはり意味があったんですね。
この日の日本海は冬なのに本当に穏やかでした。
撮影をしていると、この近くに住んでいるというお爺ちゃんが近づいてきて
「何を撮っているの?」
「夕日と雲です。」なんか驚いたような顔して「この辺りじゃ、みんな荒れた海しか撮らんからな〜。」なんとも贅沢というか夕日は見慣れているらしく興味がないみたいです。それより荒れた海で力強く波が飛び散る風景の方がいいらしいです。
被写体は人それぞれですね。でも、話の流れからして、このお爺さんも写真を撮っているみたいですね。
この日本海を旅する雲、穏やかな海、陽光、刻々と変化する色いろ、僕にとっては大好きな風景です。

ここに美しき日本があります。
Welcome to Amazing Japan!

Photographed:坂本憲司(Sakamoto Kenji)
Music:岡野弘幹(Okano Hiroki)

撮影日時

2022年2月11日 PM16:37~PM17:55 7℃

京都府

撮影カテゴリー

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