ここは、鳥取の大山に鎮座する大神山神社奥宮です。
地蔵信仰を核とした大山信仰の中心地です。
2021年の冬は例年と比べると積雪は少ないとのこと。
そうは言っても、雪国育ちでないボクにとってはかなりの積雪でした。
大山寺から奥宮の社殿までは石畳の参道で雪がない季節ならゆっくり歩いて15分ぐらいでしょうか。
ただこの日は、石畳の参道や石段などはツルツルに凍っていて流石に機材を持ってだと転びそうだったので一部区間ではアイゼンを付けて歩きました。
社殿前の急な石段、大袈裟ですが最後の難所でした。
あと３メートルがツルツルで登れないのです。
両手がフリーならいけるのでしょうが、機材のことを考えると、やはりアイゼンを装着して登りました。
現在の社殿は1805年に再建された権現造り。
小雪が舞い降りてくる中、この社殿を見ているととても繊細で優しく、そして意思の強さを感じます。
羽黒山の雪の五重塔も同じような印象でした。
https://55s-ken.jp/na/archives/archive-684/
岩に彫られたお地蔵さま、苔むしたお地蔵さま、まるで参拝者を見守っているかのような感じで参道のあちらこちらにいらっしゃいます。
シーンとした世界、この雰囲気を感じられるのはこの季節ならではと思いつつ、また違う季節にもお参りしたいと思いました。
日本の絶景、美しき日本がここにもあります。
Welcome to Amazing Japan!
Photographer：坂本憲司（Sakamoto Kenji）
Music：岡野弘幹（Okano Hiroki）
2021年2月16日 AM11:35~PM13:55 -1℃
鳥取県