ここは広島県三原市の筆影山。
眼下の瀬戸内の海は海霧の発生で有名な場所である。
海霧といえば串本の田原海岸も有名だ。
田原海岸は国道42号線沿いからの撮影となるので水平目線となり迫力ある景色が撮れる。
ここ筆影山は遠景となるので、よりダイナミックな景色が期待できる。
午前1時、京都の事務所を出発。
このまま冷え込むと海霧が発生する確率が高まる。
ちょっとワクワクしながらSKEN号で真夜中の高速道路を走る。
筆影山の駐車場に着いたのは午前5時過ぎ。
空を見上げると星は見えるが想像していたより寒くない。
はたして海霧は発生するだろうか?
こればかりは神のみぞ知る。
機材を下ろし、撮影ポイントへ向かう。
真っ暗な山道を進み、やがて視界がひらけた。
目の前に広がる瀬戸内の海が薄っすらと見える。
やっぱり綺麗だ。
構図はすぐに決まった。引きの構図と寄りの構図の2カットだ。
まずは引きの構図を確認してシャッターを切り始めた。
カシャ、カシャ、カシャというシャッター音。
だんだんと東の空が黄金色になってきた。
寄りの構図もシャッターを切り始めた。
でも、思いのほか冷え込まない。
たぶん海霧は冷え込んだ朝、太陽が昇る直前から発生するものと思われる。
う〜ん、今回は残念だが海霧は発生しなかった。
まだまだ、瀬戸内の海からハグしてもらうには早いようだ。
でも、綺麗な朝景を楽しませてもらった。
次回を楽しに、ここ筆影山を後にした。
日本の絶景、美しき日本がここにもあります。
Welcome to Amazing Japan!
Photographer:坂本憲司(Sakamoto Kenji)
Music:岡野弘幹(Okano Hiroki)
2020年1月18日 AM6:42~AM7:50 5℃
広島県